珍しく口を閉じている同居人が心底不気味で「何見てんの」声をかけた西日射す六畳間。 「もくせい」 もくせい。彼は俯いているので睫毛の先を追った。小学校に置いてあるような図鑑を開いていてきっと彼が見ているものは木星と地球が隣り合っているこの写真…
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