コンタクト

土砂降りの日お前と目が合うと俺はへんに明るくなる。
今日だって外は昼間だってのにこんなに暗い。お前の肌もぺたぺた俺の手に張り付いて、睫毛が触れるほど近いのにお前は目を合わせてくれないから少し苛めてみたくなって真っ赤な頬にキスをする。
やっとお前の黒目を見たとき俺の心臓は高鳴った。