ゆゆし

彼女は誰もが認める絶世の美女だった。町行く人は皆彼女に意識を奪われたが不思議なことに彼女の容姿を褒めるものは過去に一人も表れなかった。彼女を愛す る神が彼女を束縛していたからだ。只今神は腹を下しトイレに籠っている。彼女に近づく下品な眼をした輩には気づきもせずに。